齢50才を向かえて・・・

第一製造部 小屋 省吾

繁忙期が終わり、仕事の量も落ち着いてきたと思われる昨今。
私事でありますが、私達夫婦は今年に銀婚式を迎えます。
二十五年と云う年月が長かったようでもあり、短かったようでもあります。
そんな事も有り、七月の中旬にまとまった休みをもらい、ちょっとした旅行を計画しています。

今年、齢五十を迎えた私は、体力の衰えを感じます。って事は、二十五年の歳月は長かったと
いう事でしょうか。最近というかずいぶん前から、老いと云うものを感じている私であります。
老うと云う事は、死に近づいて死に向かって生きているような、そんなことを考えてしまいます。
正直、五十を過ぎると、いつ死を迎えてもおかしくないと去年の年末、身に沁みて感じました。
身内の不幸事、突然の心臓麻痺が原因でした。そんな不幸事が自分の身に起こらないという
保証はありません。

去年の秋口から週末に、片道一時間程のドライブを楽しんでいます。マイナスなことばかり考えて
いるわけではありません。目的地のコーヒースタンドで飲むコーヒーは、堪らなく癒してくれます。
ちょっと前まで、湯気と一緒に立ち込める香りに鼻を近づけ、心を落ち着かせる。その時々の自然の
夕景を眺めながら、香り深い苦いコーヒーを口に運ぶ。漏れるように呼吸が気持ちを落ち着かせ
また視線を正面に向ける。

気候が暖かくなり、ホットというわけにはいきませんが・・・

そんな週末が過ごせる。これからの自分というモノを見つめられるのは、今、自分の環境が
安定しているからなのでしょうか。自分の環境のベースは仕事です。仕事があるから
生活ができています。仕事を提供してくれる会社に感謝をしなければいけませんね。