帰省

第一製造部 小屋 省吾

10月の21日から26日までの5日間、私的諸事情があり、急ではありましたが18才まで
暮らしていた九州の宮崎・都城に、25年ぶりに帰省しました。なんせ四半世紀ぶりなので、
記憶にある面影は形だけで、全てのものが変わっていました。

実家があった高崎町という田舎町に立ち寄り、母校である小学校が、高崎町立ではなく、
都城私立、高崎小学校と変わっており、歩くだけで軋む音が響いた木造の校舎が
無くなっていたのはショックでした。(当たり前ですね)

一時間に一本の汽車(ディーゼル車両なので、電車ではなく汽車と地元では呼んでいます)
は相変わらずで、高崎新田駅は無人ではなかったのに、完璧に無人駅になっていました。
自分が住んでいた家にも行きましたが、当時の面影は全くなく、当たり前ではありますが、
知らない人が住んでいる様子だったので、遠目から眺める事しかできませんでした。

驚いた事に、もうすぐ45歳になろうとするおじさんが、結構ハイテンションになっていた
ところです。数十年前の幼き頃の思い出と、今瞳に映る情景を重ね合わせている自分に
驚き、懐かしいという思いが、身体全体を覆い、哀愁、感動を抑えきれない自分がいた事に、
びっくりしてしまいました。
自分にもまだこんな感情が残っていたのかと、改めて発見できました。

突然の長めの有給休暇の申し出にもかかわらず、すぐ対応してくれた部署員の皆さんが
いたから、このような経験ができたと思っています。

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