ウィーヴ

第二製造部 文野 隆佑

時は晩春。これから初夏へと季節が移ろいゆく中で、
私は日々をミシンと共に過ごしている。
段々、猛暑、酷暑、炎暑と過酷の限りを尽くされる中、
私の臀部はその頃になると蒸れに蒸れて悲鳴を上げているだろう。

そこで私の尻の強い味方になってくれるのが、このウィーヴの座布団。
端材のみで拵えた代物で、残念ながら売り物ではありません。
これにて、私の尻は風を得たことにより、爽快この上なく
作業をこなしていることだろう。

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